
酸化チタンスラリー移送の配管詰まりや摩耗でのお困りに!高粘度液でも安定移送できて、メンテナンス頻度とコストを大幅削減し、生産ラインの効率を向上させられるポンプを紹介します。
酸化チタンスラリーの移送で生産が止まる!?
酸化チタン(TiO₂)は非常に用途が広い材料です。
「白さ」「光触媒性」「高屈折率」「安定性」といった特徴を生かし、顔料、塗料、フィルター、電子材料、化粧品、日焼け止め等、産業・日常生活のさまざまな分野で幅広く使われています。
ただ、この酸化チタンですが、扱うには難しい側面もあります。
生産現場において問題になる事のひとつに移送があります。
高粘度・高比重の為、沈降、詰まり、摩耗が発生しやすく、例えばゴム製ステータと金属製ロータが接触して送液する一軸スクリュー式のようなポンプを利用の場合、部品の摩耗による性能低下が早く起きてしまいます。
その為、短期間でメンテナンスを行わなければならず、多くの手間とコストがかかってしまうという悩みがございます。
非接触で搬送、二軸スクリューポンプVQシリーズで安定ライン
二軸スクリューポンプVQシリーズは送液の為の部品同士が直接触れない非接触設計となっており、粘度が高い液もストレスなく移送する事ができます。また、非接触のため部品の摩耗が抑えられますし、能力低下が発生した際も回転数調整を行う事で補うことも可能です。
他にも真空ポンプ等の別機器で自吸力を発生させる機構の為、呼び水不要で非接触式ながら最高の自吸力を持ち、低流動性液や高粘度液でも安定して送液でき、ラインが止まる心配がありません。
メンテナンス削減とコスト大幅改善
このように部品同士の接触による摩耗が発生せずメンテナンス頻度を大幅に削減できるのが、二軸スクリューポンプVQシリーズです。
あるお客様では年間ランニングコストが約80万円かかっていたものが約10万円に大幅削減。さらにスラリー移送が安定するため、生産ライン全体の効率向上と作業負担軽減も実現します。
またこのポンプは脱泡機能も持ち、エア噛みによる不良の問題の解消でも生産性向上に貢献する事が可能です。


いかがでしょうか?ポンプの変更は簡単ではありませんが、それだけのメリットがあるのではないでしょうか。
持ち込みデモも可能ですので、ご興味をお持ちいただきましたらお気軽にお問合せ下さい。