フッ素コート加工のフライパンやアイロンなど、秀逸な特性を有するフッ素樹脂は製造業の現場でも活躍しています。様々な分野で幅広く活躍されている「フッ素樹脂」の特性と、その特性を活かした特注品などをご紹介します!

フッ素樹脂の特性

フッ素コートを施した機器・設備の腐食対策について以前記事でご紹介したところ、多くの反響をいただきました。(⇒記事はこちら
世界中の幅広い分野で活躍している、そんな「フッ素樹脂」について、今回は詳しくご紹介いたします。

「フッ素樹脂」は原料の製造メーカーごとに様々な商標で呼ばれていますが、化学的には「フッ素を含む樹脂」をさし、PTFEPFAFEPETFEといったものが代表的で、一般的にはデュポン社の商標である「テフロン™」という呼び名で知られています。

フッ素樹脂は主に下記のような特性を有しています。

フッ素樹脂の特性
耐熱性 熱に強い
(驚異的な耐熱性。260℃の高温下でも使用可能)
耐寒性 寒さに強い
(-240℃の耐寒性)
非粘着性・撥水性 くっつきにくい
(水や油をはじき、粘着性のあるものでも付着しにくい)
摩擦特性 摩擦係数が低い
(コーティング塗料などに用いられ、機械や部品の潤滑性を高める)
耐薬品性 薬品に強い
(酸やアルカリなどの化学薬品に侵されたり変質することがほぼない)
絶縁性
(電気特性)
電気を通しにくい
(プラスチックの中で最高レベルの電気絶縁性)
耐候性 野外に強い
(紫外線や可視光線、湿気などの影響をほぼ遮断)



フッ素樹脂コーティング品例



「フッ素樹脂コーティング」のすすめ

フッ素樹脂の持つ優れた性質を金属やセラミック、ガラスなどの表面に塗布することで基材表面にその特性を与える「フッ素樹脂コーティング」はご好評いただいているサービスのひとつです。

コーティングは用途により種類と加工方法が異なりますが、一般的には基材表面の物理的表面処理(サンドブラストによる粗面化など)、塗装→乾燥→焼成→冷却の順で行われます。塗膜の厚さも塗料の種類によって異なりますが、1回の工程で約20~200umで、塗装と加熱溶着を繰り返すことで、厚く塗ることも可能です。

フッ素樹脂コーティングで出来ること

フッ素樹脂をコーティングすることにより、薬品や摩擦、電気などの外的影響から機械部品や設備を保護します。これによって薬品による錆や摩擦によるキズ、帯電などが最小限に抑えられ、部品や設備が長持ちします。そのため、取替えやメンテナンスの頻度が少なくなり、コストダウンにもつながります。そのほかにも、パーツ運搬用の器具に防音性の高いフッ素樹脂コーティングを施すことで騒音も緩和されたりと、思わぬ場所で様々な効果を発揮します。

  • 部品や設備の保護
  • 作業効率のアップ
  • 安全性の確保
  • 騒音の緩和
  • 高精度の表面処理
  • 再コーティング
  • 導電性の付与


フッ素樹脂の分野別用途
半導体分野 半導体製造装置(洗浄薬液ラインチューブ、薬液槽、薬液タンク、ウエハー搬送部材など)
化学プラント分野 ガスケット・パッキン等のシール材・配管材料・タンク・ポンプ・流量計等のライニング品など
食品分野 食品パッケージ・容器・紙皿・鮮度保持紙など
建築分野 塗料・内装建材・エアフィルター・金属部材・木材・屋根など
情報・通信分野 光ファイバーケーブル被覆、電線被覆(ロボット、パソコン、通信、高周波対応、航空機電気系統等)
自動車分野 自動車用部品(ベアリング、オイルシール、ATセンサー電線、コントロールケーブルなど)
OA分野 OA機器部品・OA機器ロール・LED・ディスプレイ・ケーブルなど


いかがでしたか?
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優れたフッ素樹脂加工技術を駆使した、1点もののオーダーメイド特注品も対応しております。

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