業務効率化の一環として、メーカーや商社、設備業者など取引業者の整理を進めてきたお客様も多いと思います。いま、そうした業者の高齢化や廃業などが進んでいます。業務の依頼先で困ってはいませんか?
取引先、減らしすぎていませんか?
仕入先や取引先を絞ることで、以下のようなメリットがあります
- 発注の手間が減った
- コミュニケーションがスムーズになった
- より深い関係性を築けた
しかし、今後もずっと上記の状態を維持できると断言できますか?実は、取引先を減らしすぎたことで、新たな問題が発生することもあります
もし、少しでも心当たりがあるなら、それは危険信号です!そのままでは、会社の成長を妨げてしまうかもしれません。
取引先を絞りすぎた結果・・・実際にあった失敗事例3選
失敗事例①:社内で業者の取り合いになってしまった!
以前、ある工場では小工事をいくつかの工事業者に分けて依頼していましたが、業務効率化に伴って1社の工事業者が常駐する形としていました。
常駐しているため、対応が早く現場状況も理解しているため余計な説明等が省け、効率化に成功した事例と言えます。
しかし、市場の好不況とともに業務量が変動するため、業者側もまとまった人員を常駐させておくことはできませんでした。
近年、依頼する業務量が増加傾向にあったものの、業者側が人手不足のため常駐人員を増やすことができず、結果的に社内で業者の取り合いになってしまいました。
失敗事例②:懇意にしていた業者が廃業して依頼先がない!
ある工場では、さまざまな設備工事を依頼している業者がいましたが、高齢で跡継ぎもいないため廃業するとのことで、類似の工事ができる業者を探索することとなりました。
しかし、力量もわからないままインターネットでヒットした業者に依頼するのもためらわれ、一体どの業者に工事を依頼すればよいのかと途方に暮れる状態に・・・
失敗事例②:納入される商材の品質に妥協している
とある研究所には、長年出入りしている商社がいました。
足しげく通ってはくるものの、依頼した見積りを失念してしまったり、高齢な方のため依頼に気を遣ったり、加工品の歩留まりが良くないものが日常的に納入されてきても受け入れていました。
研究所の方は「こういうものなのだから仕方がない・・・」と現状を受入れ、半ばあきらめていたのです。
上記のように取引業者を絞って効率化を図る場合、メリットもありますが、以下のようなデメリットが発生するリスクもあります。
- 情報不足: 限られた取引先からの情報だけでは、市場の変化に対応できない。
- 人材不足: 取引先の廃業や高齢化で、必要な時に頼れる人がいない。
- 品質低下: 少ない選択肢の中で妥協し、品質が低下している。
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