セラミックス加工の基礎知識

ひと言でセラミックスと言っても、多くの種類があり、
半導体、高熱電導性、高靭性、絶縁体など様々な特性をもった種類があります。
代表的な種類を以下で説明します。

 

アルミナ

酸化アルミニウムのことで、セラミックスの中でも代表的な材料です。
セラミックスの中でも比較的加工がし易く、機械部品・絶縁部品等に使用されることが多い材料です。

 

炭化ケイ素

ケイ素(シリコン)の炭化物のことで、セラミックスの中でも非常に高い硬度を持ち、耐摩耗性にも優れています。
しかし、靱性が低いためカケ易く、比較的加工が難しい材料でもあります。
耐熱部品や耐食部品として使用されます。

 

窒化ケイ素

ケイ素の窒化物のことで、硬度は炭化ケイ素より低いですが、破壊靱性値が高く、非常に高い機械的強度を持っています。
また、耐熱衝撃性に優れ、熱膨張率が低いのも特徴です。
破壊靱性値が高いのでカケにくいですが、セラミックスの中で最も加工しにくい材料の一つです。
機械部品や耐熱部品として主に使用されます。

 

ジルコニア

ジルコニウムの酸化物のことで、破壊靱性値が高く、セラミックスの中で機械的強度が最も高い材料です。
その機械的強度が金属に近いため、金属部品の代わりに用いられることもあります。
機械部品だけでなく、歯科材料としても使用されます。

 

セラミックス 特注

このように、セラミックスはいくつかの種類があり、用途等により使い分けを行っております。

 

アルミナ・セラミックスの特注対応

今回は某大学での研究室での事例をご紹介します。

アルミナの坩堝を使用した蒸着の研究をされておりましたが、
研究テーマが変更となり、使用していた坩堝では研究が出来ず実験が行えず、特注製作依頼がありました。

従来は、カタログに掲載されていた規格品の坩堝を、蓋を開けた状態にて使用していましたが、
坩堝の上面全体からの蒸着ではなく、限られた局所への蒸着が必要となり、
アルミナ製の蓋に穴を開けることとなりましたが、規格品の加工はメーカーでは対応してくれませんでした。

そこで当社では、お客様から形状、大きさ等詳細なご要望をお聞きしアルミナ製の蓋に穴を開けることで
お客様対応した事例がございます。

 

セラミックス・金属・ガラス・樹脂、さまざまなものの特注対応を承ります!

今回のアルミナ・セラミックス製品に限らず金属やガラス等においても、規格品では希望に合わないが、規格品に加工を施すことでお客様のご要望にかなうものとなる事例が多数ございます。

また、規格品を購入し自社で仕様に合うよう加工を施しているような場合も、当社側にて規格品に加工を施したうえでお客様に納入すると言った加工作業も対応した事例もございます。

 

このように規格品では対応が難しいような、加工による特注対応も弊社では承っております。

既製品・規格品の取扱いはもちろんのこと、カットや規格品以外でのお問い合わせもお気軽にご連絡ください!

 

規格品の詳細は・・・ >>コチラ!

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