光沢のあるフラットな製品表面の微小な傷。目視での検査では、検査員による品質のムラや見逃しが発生し、安定した品質の確保に課題を感じていませんか? 製造業の生命線である品質を守るため、検査工程の改善は急務です。

目次

  1. 「見えない」「伝わらない」「安定しない」…目視検査が抱える課題
  2. 検査員の経験値に左右されない!独自技術が「色」で欠陥を可視化
  3. 複雑な画像処理は不要。『表面探傷スコープ』なら、こんなに見える
  4. 百聞は一見に如かず!サンプル測定をお気軽にご依頼ください

「見えない」「伝わらない」「安定しない」…目視検査が抱える課題

各業界で人手不足が深刻化する中、製造業の検査工程では多くの課題が顕在化しています。
特に、検査工程は製品と顧客との間の砦として重要ですが、目視による検査は下記のような課題を抱えています。

お客様6
  • 品質の不安定さ
    官能検査に頼るため、検査員個人のスキルやその日のコンディションによって品質が安定しない。
  • 技術伝承の困難さ
    微小な傷を見分ける「匠の技」は、言語化やマニュアル化が難しく、若手への技能・ノウハウの伝承が進まない。
  • コスト増大・生産性の低下
    検査に時間がかかることで人件費が嵩んだり、生産性が低下してしまう。

「顧客に完璧な製品を届けたい」「製品の品質を妥協したくない」という想いから、検査工程には熟練の検査員を配置して品質を守り続けてこられたと思います。

しかし、その一方で検査コストの増大に頭を悩ませ、現場では後継者の育成が思うように進まないといった現実にもどかしさを感じる場面はありませんか?

検査員の経験値に左右されない!独自技術が「色」で欠陥を可視化

上記のようなお悩み、「表面探傷スコープ™」が解決します!

視認困難な微小傷を検出

このスコープは、東芝研究総合所が開発した独自技術『OneShotBRDF®』を採用しており、平坦な面(素地)からの正反射光を「」、傷などの凹凸による散乱光を「」として瞬時に色を分離して撮像します。

※「OneShotBRDF®」は、東芝情報システム株式会社の登録商標です

光学検査技術『OneShotBRDFR®』とは?

OneShotBRDFR®技術

  • 検査平面での正反射光と、傷などの欠陥で生じる散乱光を色情報として分解
  • 微小欠陥を色情報として取得することによってワンショットで瞬時に鮮明な画像にできる
  • 多波長同軸開口フィルタ(カラーフィルタ)は用途に応じてカスタマイズ可能
    ※傷により発生した散乱光のわずかな変化を「多波長同軸開口フィルタ」を通して撮像することによって微細欠陥認識を簡易化できます

上記のような仕組みによって複雑な画像処理を行うことなく、これまで熟練者の目でも見逃しがちだった数10µmレベルの微小なキズを、誰でも簡単に識別することが可能になります!

「表面探傷スコープ™」を導入するメリット

  • 目視では検出が困難だった光沢面の微小傷を検出できる
  • 画像処理による後処理が不要で、素地と傷を色分離し検出できる
  • 熟練者でなくとも簡単に検査できるため、品質の安定化や検査時間の短縮につながる
  • 後処理でAIとの親和性が良い

複雑な画像処理は不要。『表面探傷スコープ』なら、こんなに見える

ガラス表面の傷

ガラス表面の傷

アクリル板(樹脂)表面の傷

アクリル板(樹脂)表面の傷

スマートフォン保護シートの傷

スマートフォン保護シートの傷

アルミ板(圧延面)の傷

アルミ板(圧延面)の傷

アルミ板 アルマイト処理面(白)の傷

アルミ板 アルマイト処理面(白)のキズ

アルミ板 アルマイト処理面(黒)の傷

アルミ板 アルマイト処理面(黒)の傷

百聞は一見に如かず!サンプル測定をお気軽にご依頼ください

「実際に自社の製品で、どれくらいキズが見えるのか試してみたい」と思われませんか?ぜひ、貴社製品を用いたサンプル品の事前評価をお試しください。

ガラス、樹脂、金属(アルミ圧延面、アルマイト処理面など)といった様々な素材で、驚くほど鮮明にキズが可視化される様子を、その目でお確かめいただけます。

下記のような光沢平面部の検査に最適!

  • ガラス素材の表面検査
  • パネル素材(FPD、シートなど)の表面検査
  • 光学部品(ガラスプレート、フィルタなど)の表面検査
  • 精密部品(金属系)の研磨面、鏡面の表面検査
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