食品会社や医薬医療関係の現場は衛生管理に非常に気を使っていると思います。特に人が介在する作業では素手で作業せず、必ず手袋をすることがルールとなっています。しかし、その手袋が汚染の原因となることも分かってきています。
目次
衛生管理のための手袋・・・残念ながら万能ではありません
食品工場における衛生管理は、製品の品質と安全性を保証するために不可欠な要素です。
特に、手袋は衛生面での保護を目的として使用されますが、不適切な使用や管理によってむしろ汚染の原因となることもあります。
実際、手袋起因の二次汚染は食品工場における重大な懸念材料になっています。
そこで、本記事では手袋起因の汚染問題と、それを解決するための新たなアプローチとして手袋をしたまま除菌できる紫外線除菌装置「ソルパット」をご紹介します。
不十分な手洗いによる手袋汚染のリスク
新品の手袋でも、手洗いが不十分であると手袋を汚染させてしまうリスクがあります。
また、手袋の中は菌の温床であり、手袋交換の度に汚染リスクは上昇してます。
手袋をアルコール消毒してもノロウイルス等、除去しきれない場合があります・・・
「手袋神話」は間違い!「月刊HACCP」でも手袋の汚染について言及しています。
手袋をしていれば大丈夫といった「手袋万能」の思考が危険であることは「月刊HACCP」(※1)にて下記のように指摘されています。
- 手袋をしているから大丈夫だという意識から、手袋の交換頻度が減少する
- 手袋をしているという安心感から手を洗う回数が減少する
手袋の外側の汚染は装着すると発生し、使用済みの手袋を外す前に手を汚染させる可能性があります。
従って作業者は手袋を装着する前と後できちんと手洗いをし、しっかり乾燥させる必要があり、これを手袋の着脱、交換時に毎回行わなくてはなりません。
しかし、このようなことをマニュアルで定めたとしても作業者全員が毎回実践できているのでしょうか?
手袋をしたままわずか5秒で除菌・・・世界初の紫外線による手袋の除菌装置
そのようなお悩みを 紫外線除菌装置「ソルパット」が解決します!
本装置は紫外線の殺菌効果を活用し、手袋をしたまま除菌できるため、手袋による二次汚染のリスクを低減することが可能です!
紫外線除菌装置「ソルパット」 詳細はこちら
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この装置は手袋をしたまま5秒間、装置内に手を入れるだけで除菌、殺菌ができます。
作業現場でよく使われている「ニトリル」、「ラテックス」製の手袋は紫外線(波長254nm)を99.98%以上遮断できますので人体に悪影響を与えることなく手袋の除菌がおこなえます。
このわずか 5 秒間でノロウィルス、大腸菌O157、黄色ブドウ球菌など食中毒原因菌を除菌、不活性化させることができ、二次汚染防止に効果を発揮します。
「ソルパット」導入事例
以下では高齢者向けの配食サービスや冷凍弁当の製造販売をしている食品会社での導入事例をご紹介します。
導入前
- 清掃の徹底や手袋のアルコール消毒といった様々な衛生管理を行ってるものの、なかなか「菌逸脱数」(※2)が下がらない・・・
- 原因を探っていく中で手袋の汚染に着目
導入後
- 食品盛り付けの2ラインにそれぞれ1台ずつ設置し、作業者に正しい使用方法を教育、徹底
- 「菌逸脱数」が前年同月比で 89 %減
食中毒事故のリスク低減はもちろん、食品ロス削減にも貢献
この食品会社の例だけではなく、手袋起因の汚染は看過することができない状況にあるにも関わらず、手袋の除菌対策が十分におこなわれている企業はまだまだ少ないのが現状です。
さらに本装置の活用により、食中毒事故のリスク低減はもちろんですが、製造上の汚染により廃棄していた食品を減少させることができ、「食品ロスの削減」というSDGsの取組みにも繋げることができます。
食品、医薬、医療、精密部品など手袋を使用することで「衛生管理」をおこなっている方々は、その衛生管理を一度見直してみてはいかがでしょうか?
本装置はデモ機の用意もございますのでお気軽にお問合せ下さい。