近年、電子部品のライフサイクルは非常に短くなり、生産中止となる部品が多くなってきています。また、生産中止ではないものの納期が非常に長納期化しています。製品の再生・延命の支援のご提案です。
頻発する電子部品の生産中止に対応
近年の電子部品の生産中止や長納期化にともない様々な相談を受けるようになりました。
まず、生産中止や長納期化になった電子部品に代わる部品はないか?ということです。インターネットなどで簡単に見つかれば良いですが、そこには様々なリスクが存在します。
例えば、通常のルートでの購入に比べ数十倍~数百倍もする、粗悪品が納品される、正規品と言いながら偽物が納品される、といったことも起こっています。
そこで弊社では装置の機能・性能・システムインターフェイスなどの条件を継承したうえで再設計し最適な提案をさせていただきます。回路図などのベースとなる設計情報が整わない場合でも、現物解析から製品化したこともございます。
単なる従来品の再生ではなく、従来の問題点や将来を見据えたご提案をいたします
ある真空ポンプメーカーでは部品の廃品などによりコントローラーの継続的な製造が困難になってきたため生産終了を決めましたが、ユーザーからの生産継続の強い要望があり、生産を継続せざるを得ない状況になりました。
そこで代替品を調査し、単に従来品の再生ではなく、従来の問題点や将来を見据えた一歩踏み込んだ提案をさせて頂きました。
- 内部温度の制御やノイズの低減
- 今後の電子部品の生産中止を考慮した長寿命設計
- 回路構成変更による精度向上
- コスト低減とメンテナンス性向上を加味した開発
その結果、「温度精度の向上・ノイズの削減」「部品点数の約30%削減」「製品コストの削減」などを実現し、ユーザー様に大変喜んでいただきました。
対象部品の調査をおこなった上で、製品の再生・延命設計を支援します
上記の真空ポンプメーカーの事例のように単に代替えの部品を提供するのではなく、しっかりと対象部品の調査をおこなった上で、「低コスト」「省スペース」「高機能」といったことを目指してリニューアル設計を行います。
さらに、「部品の共通化」「ドキュメントの共通化」「組立作業性向上」「開発リソース削減」を実現させ、量産までをサポートする一歩踏み込んだ提案で製品の再生・延命設計の支援を致します。
昨今の電子部品の生産中止や長納期化でお困りのお客様は是非一度お声がけ下さい。