RCF規制

2015年にリフラクトリーセラミックファイバー(RCF)は特化則において粉塵の対策が必要とされました。電気炉などの断熱材がRCFの場合、保護具や保護衣の着用が必要となります。まだRCFを使用している場合、RCF規制対象外製品を検討してはいかがでしょうか?

目次

  1. リフラクトリーセラミックファイバー(RCF)とは?
  2. RCF製品に関する規制概要と対策方法
  3. 【導入実績あり!】RCF規制対象外製品の使用がおすすめです。

リフラクトリーセラミックファイバー(RCF)とは?

リフラクトリーセラミックファイバー(Refractory Ceramic Fiber:RCF)は、高温での使用に耐えるために設計された特殊な繊維でセラミック材料をベースにしています。

一般的にアルミナ(Al2O3)とシリカ(SiO2)の組み合わせで構成されており、高温環境での断熱や耐火材料として広く利用されています

特長

  • 1000°C以上の温度に耐える高い耐熱性
  • 優れた断熱性能
  • 効率的な熱エネルギーの保持
  • 熱伝導の防止

用途例

  • 電気炉や加熱炉の内部ライニング
  • 高温用ガスケット・シール材
  • 絶縁保護材
  • 耐熱材

RCF規制
RCF規制

RCF製品に関する規制概要と対策方法

リフラクトリーセラミックファイバーは、その微細な繊維が空気中に浮遊することで呼吸器系への悪影響を及ぼす可能性があり、取扱いや使用には適切な対策が必要です。

RCF規制について

RCF規制とは、リフラクトリーセラミックファイバーに係る労働者の健康障害防止対策を強化すること等の目的で、「労働安全衛生法施行令の一部を改正する政令」及び「労働安全衛生規則等の一部を改正する省令」として2015年11月に施行されました。

この改正で特定化学物質の管理第2類物質に位置づけられ、リフラクトリーセラミックファイバーは予防規則の適用を受けることになりました。

対策方法

RCFを使用するためには、粉塵の吸引を防止するための対策が必須となります。

規制対策としては以下の方法があります。

  1. 作業時における呼吸用保護具または作業衣、保護衣の着用
  2. 特定化学物質障害予防規則(特化則)対象の製品を使用する

【導入実績あり!】RCF規制対象外製品の使用がおすすめです。

RCF規制対応 電気炉の事例

生産現場において、リフラクトリーセラミックファイバーを窯や炉に張り付ける、補修を行う、解体・破砕を行う場合に都度、防塵マスクなどの保護具や保護衣を準備するのは容易ではありません・・・

弊社では規制対象外製品の使用をおすすめしております。取扱いが容易で作業者の安全性も確保できるため導入ハードルが低いのではないでしょうか。

RCF規制対象外の断熱材もございます。また、RCF規制対象外の断熱材を用いた特注の電気炉の作成実績もございます

まだRCFをご使用の場合、ぜひご検討ください。

相談してみる
関連した製品事例

【複合素材の切断加工】素材機能にダメージを与えないウォータージェット加工

ウォータージェット加工なら熱による変形や変質の心配なく、素材を選ばずに切断加工が可能です。ガラス材や難加工材と呼ばれる炭素繊維強化プラスチックの加工事例もございます!少量開発品の作成支援も承っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
2021年5月17日
「こんな測定・計測したい・・・。こんな制御をしたい・・・。でも、どんな製品・機器を使ったらできるの???」
そんなR&Dやものづくりに関するあらゆるお悩みは、私たちにお任せ下さい。
業界に関する知見や様々な専門知識を持ったプロが解決いたします。