漏液センサとは、液体の漏れを検知し早期に対応できるよう警告を発するセンサです。装置や設備を購入するとあらかじめ付いている場合もありますが、古い装置や設備には付いていないことがあります。また、本当に必要な箇所に設置されているでしょうか?今回は漏液センサを取り上げます。
もし、製造現場で漏液事故が発生したら…
製造現場では、配管の劣化や接続部の緩み、設備の老朽化など、様々な要因で液漏れが発生します。これらの事故は、単なる設備の停止にとどまらず、以下のような深刻な問題を引き起こす可能性があります。
- 生産停止による経済的損失
- 製品の品質低下
- 環境汚染
- 従業員の健康被害
- 火災や爆発などの重大事故
漏液リスクに対して適切な対策は出来ていますか?
漏液リスクは、目に見えにくい場所で進行している可能性があります。また、以下のような状況は、漏液事故の発生確率を高め、被害を拡大させる要因となります。
- 装置や機械からの液漏れリスク
- 経年劣化や腐食等の破損による漏液リスク
- 配管等の継手部分からの漏液リスク
老舗メーカー「東横化学」の漏液センサの特長
センサの原理を知り尽くした東横化学の漏液センサは、 半導体・液晶製造分野をはじめ、多方面から高く評価され、様々な分野での液漏れの検知に活躍しております。お客様の用途に合わせて最適な型式を選定いたします。
東横化学のセンサの特長
- あらゆる液体に対応可能
耐薬性にすぐれたPFA材質をセンサ本体に採用、ケーブルは主にFEP被覆を採用し、酸性やアルカリ性、揮発性の高い液体でも対応可能です。 - 高いメンテナンス性
簡単拭くだけ僅か5秒で復旧。本体に付着した液体と周辺をふき取るだけ! - 外部環境下に強い
ノイズの影響を受けにくい構造になっており、誤検知を起こしません。 - 用途に合わせた商品ラインアップ
従来の汎用型漏液センサに加え、断線検知も可能なセンサや液を検知した際にブザーが鳴るセンサ、防爆エリアでも検知可能な本質安全防爆検定取得品センサもございます。 - トータルコストが安価
光学方式によりあらゆる種類の液体の漏れをすばやく検知することが可能で、調整は不要な為、熟練を要さず設置でき、トータルコストが安価
漏液センサの設置事例
事例1:薬液供給装置、半導体露光装置、パーティクルカウンター等の内部
装置の配管継手部やタンク部から薬液が漏洩した際にすぐに復旧できるようにしたいとのご要望があり、装置の下やドレンパンに漏液センサを設置しました。
漏洩した際に警報を出したり、装置が自動で停止したりするようにしているお客様もいらっしゃいます。
事例2:防爆エリア
石油プラントや電力会社の防爆エリア内において液体(オイル)の漏洩を検知したいということで、本質安全防爆検定を取得した漏液センサを設置しました。
事例3:ボイラーや配管システム
配管の接続部分やタンク周辺での漏水を検知してメンテナンスを効率化しました。
漏液センサを導入するメリットまとめ
- 事故の未然防止:液漏れを早期に検知し、重大な事故や被害を防止。
- 生産性向上:ダウンタイムの削減、安定稼働を実現。
- 環境保護:液漏れによる土壌・水質汚染を防止。
- コスト削減:設備の損傷、修理費用などを抑制。
「もしかして、うちの工場も危険…?」と感じたら、ぜひ一度、東横化学の漏液センサをご検討ください