電気自動車やハイブリッド車あるいは電機機器や設備の作動音などを可視化して、よりよい製品開発につなげてみませんか?音を見える化する装置のご案内をいたします。

目次

  1. 技術の革新がゆえに「音」に対する新たな課題が生まれる
  2. 音についての具体的な課題とは
  3. さまざまな音を可視化する装置
  4. いろいろな分野で展開が可能

技術の革新がゆえに「音」に対する新たな課題が生まれる

世界的な環境負荷の低減が叫ばれる中、電気自動車の開発やハイブリッド車の技術の進歩が続いています。

従来のガソリンエンジンの音でかき消されていたモーターなどの音が、電気自動車やハイブリッド車の技術革新につれ車室内が静音化したためあらためて認識、注目されるようになってきました。

また自動車分野以外でも近隣の工場や店舗、住宅に設置された設備機器による低周波音に対する苦情や対策を求める声なども一般的に耳にするようになり、特に電機機器に関わる方々には身近な話題なのではないでしょうか。

音についての具体的な課題とは

一般的に、音に関する課題はおおよそ下記に分類されるかと思います。

・音の発生源はどこか?

・どんな周波数の音が出ているのか?

・どのタイミングで音が出ているのか?

・正常な作動音なのか?あるいは異常音なのか?

・人の感覚により判断していたが、作業者間の判断基準の違いや体調で結果にバラつきが出る

さまざまな音を可視化する装置

上記のような課題を一気に解決するSound Viewer は32個のマイクとカメラを搭載しており、マイクアレイを音源に向け計測することで、カメラ画面上に音圧(音量)を色として可視化する装置です。また、音源の録音、音圧-時間特性や、音圧-周波数特性を表示することで音の解析を行うことができます。

音 可視化 機械 機器

・日産自動車様からライセンス供与頂いた可動式マイクアレイで250Hzの低周波から12kHzの高周波の音源を計測することが可能です。
音源に合わせて、250Hz~5kHzであればLargeで計測、1kHz~12kHzであればSmallで計測することでマイクを増やす事なく高精度な音源の可視化(見える化)ができるようになりました。

・カメラ画像と音圧マップはリンクしているので、どこで発生した音なのかが容易に特定できます。
複数の音源があっても、それぞれの音源を可視化し場所を特定することができます

・音の正確な場所・箇所や特性が分れば、その音に対しての最適な対策を講じることができます。

・本装置によって、異常音の場所や発生時間などを監視するなどにも応用することができます。
(※但し異常音の認識はお客様によって異なりますので、カスタムでの対応になります)

・通常販売やレンタルサービス、計測サービスなど、お客様のニーズに合わせご対応が可能です。

音 可視化 装置

音源 可視化

音源 可視化

  • マイクアレイを音源に向けて計測すると、スペクトログラム(時間、音圧、周波数の3次元)を取得できます。
  • スペクトログラム内の音圧の高い場所を囲み、性特グラフを出力したり、音圧マップ(可視化画像)を見ることができます。
  • 異常監視は、周波数や音圧でリミッタを設け、外れた時に出力するような仕組みを構成します。

いろいろな分野で展開が可能

Sound Viewer は空調・自動車・家電・モーター・自動機・航空機・住宅・プリンターやプロジェクターなど幅広い分野の研究開発・品質保証等の用途に展開が可能です。

ご興味のある方はぜひ下記からお気軽に照会ください。

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