ねっとり系としっとり系を生と蒸した状態で栄養成分を比較してみた

カロリーアンサーを用いたさつまいもの栄養分析

さつまいもはねっとり系、しっとり系、ほくほく系などと表現され、さまざまな品種があります。

ねっとり系の安納芋と紅はるか、しっとり系の五郎島金時の3種類のさつまいもを生の状態と蒸した状態では栄養成分が異なるのか!?カロリーアンサーで調べてみました。

カロリーアンサーとは、カロリー(熱量)はもちろん、タンパク質、脂質、炭水化物、水分などの栄養成分を専門の知識のない方でも自動で1サンプル当たりたったの3分~5分長くても10分程で測定できる装置です。

手順① サンプルを粉砕してセルに詰める

※写真上:生、写真下:蒸した後

カロリーアンサー サツマイモ(生)試料

カロリーアンサー サツマイモ(蒸)試料

手順② サンプルを詰めたセルを本体に設置

カロリーアンサー 使い方②

手順③ 専用の付属ソフトウェアで測定結果を見る

※クリックで画像を拡大できます

カロリーアンサー 使い方②


「カロリーアンサー」で測ると違いが数字でみえる

さつまいも 生・蒸したあとの栄養成分比較

カロリーアンサーを用いたさつまいも 生・蒸したあとの栄養成分比較

カロリーアンサーを用いたさつまいも 生・蒸したあとの栄養成分比較②

100gあたり ※生と蒸したものは異なる個体のため、個体差の影響を考慮

結果
  • 品種の違いよって栄養成分に差異がある
  • 同じねっとり系の安納芋と紅はるかでも生の状態で栄養成分に差がある
  • 五郎島金時は安納芋や紅はるかと比較すると高カロリーである
  • 蒸したことにより栄養成分に変化が生じた


抜き取り検査でカロリーアンサーを使えば簡単に品質確認!

カロリーアンサー 使い方③

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このようにカロリーアンサーを使えばすぐに栄養成分の測定ができます。

もちろん追熟度の違いや個体差がありますので、このデータが全てであると言うことではありません。

しかしカロリーアンサーを使い、抜き取りで測定をすることで品質が安定しているかなどを確認することができます

また、それぞれの品種によりどのような調理方法が適しているかを知ることができる参考資料ともなります。

さつまいもに限らず、さまざまな野菜や果実においても同様の測定を行えばどの程度品質が安定しているかどのような調理方法が適しているかを確認することができます。

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