排気脱臭におけるランニングコストを大幅に低減させた事例をご紹介します!
脱臭には様々な方式が存在しており、その中でも今回は「オゾン脱臭法」による事例を紹介します。
オゾン脱臭法の特徴
- 悪臭物質をオゾンの強い酸化力により脱臭する。
- 原料は空気で、水・薬品・燃料は使用しない。
- メンテナンスが容易。
- トイレやゴミ置場、下水処理施設や漁業関連施設で採用事例が多い。
快香を悪臭より強く流して臭いを感覚的に和らげる方式(マスキング法)は、臭いそのものは残ってしまいます。
オゾン脱臭法は、強い酸化分解により臭いそのものを分子レベルで無臭化することができます。
また、過剰なオゾンは酸素分子に分解するため、還元されてしまえば健康に有害な物質を生み出す心配はありません。
ただし、高濃度のオゾンは眼や鼻腔、喉を刺激するなど健康に悪影響を及ぼすことがありますので、人体が吸引する環境下に於いては必ず作業環境基準(0.1ppm)以下で管理する必要があります。
脱臭に関するお困りごと
使用している脱臭装置の効果が実感できていない・・・
とある企業様の工場では、原料を乾燥させる工程で発生するにおいを低減するために活性炭吸着とスクラバーにより工場排気の脱臭をおこなっていました。活性炭の入替時には脱臭効果は実感するものの、交換時期が近づくにつれ、効果が弱まり、においが気になってくる・・・
そのようなこともオゾン脱臭であれば心配ありません!
今回は、オゾン脱臭と水スクラバーにより、排気脱臭効果を向上させました。水溶性の臭気を水スクラバー方式で除去し、アクアオゾンフィルタでオゾンガスと水をバブリングすることで脱臭効果を高めます。
ランニングコストが大幅にかかり、そのコストを抑えたい!
活性炭吸着では、においを吸着する活性炭の定期的な入れ替えを行わないと、脱臭効果を維持することができません。今回のお客様では年間300万円のコストがかかり、そのコストを毎年払い続けていることにも困っておられました。
オゾン脱臭では空気からオゾンを生成するため、活性炭や薬剤などの定期的な交換が必要がなく、活性炭などのランニングコストはほとんど0に削減ができます。
近隣からの臭気に対する苦情ゼロに!
工場の近隣は住宅街で、工場の稼働率が上がり排気の量も増えてくると、敷地外までそのにおいが到達してしまうことも・・・
脱臭効果が上げることで、近隣からの苦情も減り、苦情に対する処置や対応に割かれてしまう時間も無くなり、その分生産活動に集中できるようになりました。
お客様のニーズに合わせた、最適な脱臭条件をご提案します!
予め現場での臭気サンプルを回収し、そのサンプルを用いて最適条件を設定します。脱臭効果は、装置導入前にご確認していただけます。また、環境分析も行っており、臭気原因の調査も対応しております。装置の導入前にデータのご提供も行っておりますので、安心して導入準備を進めることができます。
事前の実証実験に関する費用につきましては、条件に応じて無償対応も可能ですので詳細につきましては別途お問い合わせください。
(装置納入時の写真(三協エアテック殿ご提供)) (三協エアテック殿HPより)
まずは、お気軽に弊社までご相談ください!