色味が合わない!

日本に本社があり、アジアに海外工場を持つとある電機メーカー様では、製品の取扱説明書を海外工場で印刷していました。

測色計という色を計測する機器は保有しているものの、ポイントの色味を測定する機器であるため全体での色味を把握することはできず、結果的に目視での検査となっていました。

また、色見本で色を合わせていましたが、許容範囲が定まっておらず、少しでも基準と色が異なるとNGとなるため、色味の認識統一だけでなく歩留まりが悪くなってしまうことに課題を感じておられました。

『二次元色彩計』で目視評価に代わって“色の違い”を数値化

遠隔地工場との色の認識統一

『二次元色彩計』はポイントの色味を測定することも可能ですが、決めた範囲全体の色味の違いを数値化することができるため、印刷した取扱説明書の色味が基準とどれくらい一致しているのかといった客観的な評価が可能となりました。

その結果、日本側が求めている色味に関する数値と現地で出力した印刷物を比較、閾値を設定することでズレがなくなり色味に関する日本側と海外工場側の認識を統一することに成功いたしました。

また、閾値の設定によってNG品の減少による歩留まりの改善も実現しました。

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認識の不一致でお悩みでしたらご相談を

今回は日本と海外工場とのあいだの色味に関する認識のずれという話題でしたが、これは国内他工場あるいは販売先と仕入先の間であったり、色味に関わらず感覚に依存した計測を行っている項目に関してはよく発生する課題です。

色味にとどまらず、人間の感覚で判断している項目でお困りの場合はぜひご相談ください

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