住宅地に囲まれている工場の場合、近隣住民との関係はナイーブな問題だと思います。近隣に迫る住宅を意識した、音の対策事例をご紹介します。

近年、ますます必要性が高まっていく工場の騒音対策

工場の騒音は、しばしば近隣住民からのクレームや不満の原因となります。

特に都市部では、工場が周辺の住宅地や商業地域に隣接して立地しているケースも多く、騒音問題は大きな課題となっています。

近年、騒音問題への意識が高まっているため、企業は騒音対策を重視する必要があります。

クレームや不満が積み重なると、企業の評判や信頼性にも影響を及ぼす恐れがあります。

しかし、騒音対策は単純な問題解決ではなく、工場の運営や生産性に影響を与えず、同時に近隣住民の快適性を向上させる方法を見つける必要があります。

そこで、今回は、近隣住民のクレーム対策として騒音対策を実施した事例をご紹介いたします。

ご存じですか?騒音規制法とは・・・

騒音規制法は、国民の生活環境の保全や健康の保護を目的とした法律です。

特定工場等における規制基準値については、時間の区分及び区域の区分ごとに定める基準の範囲内において定めることとされています。

区域/時間※1 昼間 朝・夕
夜間
第一種区域 45~50デシベル 40~45デシベル 40~45デシベル
第二種区域 50~60デシベル 45~50デシベル 40~50デシベル
第三種区域 60~65デシベル 55~65デシベル 50~55デシベル
第四種区域 65~70デシベル 60~70デシベル 55~65デシベル

※1 昼間・夕の時間は区域により違いがあります。
※2 騒音問題が発生した際は、騒音の発生対象や地域などに基づいて、正しい判断をする必要があります。詳細は各自治体にお問い合わせください。

都内のとある化学工場における事例

相談前のお悩み

こちらの工場の建屋の屋上には、排気ダクトやファン、室外機などが立ち並んでおり運転音がしていました。

近隣住民から運転音がうるさいとクレームが入っていたものの、インバーターを調節するなどしてその場をしのいでいました・・・

騒音の発生源となっている設備の特定


音の発生源を見える化する装置による分析

そこでまず現状を把握するため、騒音計と音を見える化する装置を用いて騒音の大きさと発生源を調査した結果、屋上に設置されたある設備が原因となっていることが判明しました。

具体的な改善対策の提案

この結果を踏まえ、騒音発生源の設備を中心とした防音壁とサイレンサーの設置することによって、まず1段階進んだ防音対策ができるのではないかとご提案をいたしました。

防音壁とサイレンサーを設置した後は、再度調査をして状況を把握し、対策後の音の程度とお客様のご要望に合わせて追加で防音対策をご提案する予定になっています。

またその他、においや振動、煙突から出る目視できる煙の対策など、近隣対策を引続き行っていきたいというご相談もいただきました。

計画立案から具体的な改善手法の実施まで対応いたします

近隣対策、安全対策、人手不足に伴う自動化など当社は製造業にまつわるさまざまな課題を解決するお手伝いをしております。

お悩みの課題がありましたらお気軽にご相談ください。

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