食品の色ムラ、人の目で検査していませんか?人によるブレをなくし高速で検査できる事例、今回はクッキーの焼きムラを計測した事例をご紹介します。
色ムラ検査の課題
加工食品の焼きムラや変色などの色ムラ、どのように検査していますか?
人の目で判断している場合もあると思いますが、作業者による合否判断の違いや個人の体調、量をこなさなければならないことによる作業者への負担などでお困りではありませんか?
人が見たままの色を測定できる装置「インライン2次元色彩計」を使って、クッキーの焼き色を検査した事例をご紹介します。
非接触で色も質感も瞬間的に解析
この2次元色彩計では、人が見たままの色味で基準品と検査品の差を調べ、許容範囲を超すものについてアラームを出すことができます。
① まず、いちばんおいしそうな製品を選び、基準品として色データを取得します。
コンベア上で流れるクッキーを非接触で機械を通します。(黒く見えているものが装置)
② ライン上に流れる検査品を撮影、瞬時に色判定を行います。
一致度と⊿E(色差)から、基準品と検査品を比較します。
※一致度:ピクセル毎の色情報をxy色度図にプロット、積算データの重なりぐあい
③ 設定した数値より少ない一致度のものについては、NG表示します。
ここまでわずか数秒で測定!
質感の違いも見分ける2次元色彩計
点ではなく面で計測するこの2次元色彩計は、色味のみでなくツヤ感や透明感といったような質感の比較も可能です。
今回は食品の事例をご紹介しましたが、建材の日焼けによる色の違いや異素材間での色の違いの測定など、基準品と検査品の色の比較を行う場合、非常に有効です。
色の測定でお困りのかた、ぜひ一度ご検討ください!
こちらのページもご参照ください!
>>「インライン2次元色彩計|PPLB-600」の製品詳細はこちら!
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