配管内の風量や航空機などの速度計測を行う場合、ピトー管がよく使われます。今回は危険予知の場面でのピトー管使用事例をご紹介します。
ピトー管を使った風量のモニタリング
可燃性の気体を製造する設備における事例
あるお客様は新たに、閉鎖された空間で可燃性の気体を製造する設備を検討していました。
閉鎖された空間の中で行うので、万が一可燃性の気体が漏れ出た場合は爆発の危険がありました。
事故防止のためのモニタリング体制を確立
危険予知のため常時モニタリング
- 気体が滞留しないように外部の空気を常にファンで吸気する構造へ
- ファンが正常に稼働しているかを常にモニタリング、異常があれば即座にアラームを発報するように設定
風量を常時モニタリング
- ファンに異常が出ると出力が低下すると考え、正常運転時の定格を100%とし、ファンが一定の動力以下の出力となった場合に異常信号を送るように設定
- 数あるピトー管の中から最適なものを選定!多孔式ピトー管をファンの手前に設置し風量を測定、一定の基準値の風量を下回った場合は制御盤で受信し発報する仕様へ
気体の流速や流量測定といえばピトー管
数あるピトー管からお客様の状況に合わせて最適なものを選定いたします。気体の流速や流量の計測でお困りでしたら、ぜひ一度ご相談ください。
ピトー管の原理や使い方に関する解説動画も公開しております。