ウェアラブルデバイスの光学特性評価

従来のフラットパネルディスプレイでおこなわれていた「輝度」「色度」「均一性」などの評価だけではAR(拡張現実)VR(仮想現実)MR(複合現実)などのニアアイディスプレイは、画像が視野全体に拡大されることでディプレイの欠陥認知度が上がるため新たなディスプレイ評価が必要となります。

目次

  1. ウェアラブルデバイス時代の到来に伴う光学特性評価の新たな課題と解決手法
  2. AR/VR/MRに搭載するパネル評価 :RGBWの輝度、色度、ユニフォミティ(均一性)
  3. HDM(Head Mounted Display)評価とARグラス評価
  4. レーザー光を使用したAR/VR評価
  5. 光学特性評価に最適な光学測定機を取り揃えております

ウェアラブルデバイス時代の到来に伴う光学特性評価の新たな課題と解決手法

近年、ウェアラブルデバイスの急速な普及に伴い、その光学特性評価の重要性が一段と高まっています。

従来のフラットパネルディスプレイにおける「輝度」「色度」「均一性」などの評価が主流でした。

しかし、近年はAR(拡張現実)、VR(仮想現実)、MR(複合現実)などのニアアイディスプレイが広がり、画像が視野全体に拡大されることでディスプレイの欠陥認知度が上昇するようになってしまったため、新たなディスプレイ評価が必要とされています。

本記事では、ウェアラブルデバイスに特有の評価項目や測定手法に焦点を当て、その光学特性評価に最適な光学測定機をご紹介します。

AR/VR/MRに搭載するパネル評価 :RGBWの輝度、色度、ユニフォミティ(均一性)

輝度・色度・均一性測定イメージ

一般的に全面赤、緑、青、白表示をおこない、輝度、色度を評価します。

暗室でパネルに対し法線方向(0°)から測定を行います。

パネルの中央部と周辺部に輝度差がある場合、HMD(Head Mounted Display)使用者は不快に感じる場合があるため、ムラを少なくする必要があります。

このムラの測定は以下のように行います。

  1. 任意の複数ポイントにおける輝度を測定し、最大値と最小値からユニフォミティを算出
    ※ユニフォミティの数値が高いほどパネルの均一性が良い
  2. 色度の測定によって色差を算出

HDM(Head Mounted Display)評価とARグラス評価

HMD
ARグラス

HMDは広い視野の映像を表示し人間の目の水平視野全体を映します。また、ARグラスは視野の中に映像を表示します。

どちらも輝度などを測定する場合は「国際トレーサブル」がとれている計測器で測定する必要があります。

上記のような場合におすすめの計測器が2D分光放射計 SR-5100HMです。


2D分光放射計|SR-5100HM

本計測器は国際トレーサブルのとれた計測器であり、Cマウントレンズを装着することでARグラスやHMDの測定が可能で、分光測定することで各スポットを高精度に測定することが可能です。

2D分光放射計|SR-5100HM の詳細はこちら
カタログダウンロード(無料)はこちら

レーザー光を使用したAR/VR評価

バックライトが白色の現在のLCDは広い色範囲を表現することができないため、色域を広げるためにレーザー光やOLEDが増加しています。

このためAR/VRの光源としてレーザーを使用するデバイスの開発が進んでおり、それに伴い計測機器への要求も変化しています

レーザーやOLEDパネルは、狭帯域のスペクトル特性を持っているためXYZ検出器を使用する既存の色彩輝度計では正確に測定できません。

XYZ検出器はスペクトルの検出器はスペク感度差があるため、測定値の差異が検出器のスペクトルの感度差なのか、測定サンプルのスペクトル変動によるものかを区別することができません。

測定値差異例
測定値差異例

光学特性評価に最適な光学測定機を取り揃えております

このように今後急速に成長が見込まれるウェアラブルデバイスの光学特性の評価には様々な測定機能が求められます。

弊社はこれらの測定/評価に必要な光学測定機を取り揃えております。

相談してみる
関連した製品事例

自動車関連部材の分光イメージングを活用した評価

自動車のEV化によるデジタル化が加速しメーターやヘッドランプなどの明るさや色を評価する際に分光計測のニーズが増えています。従来、複数の輝度や色度を評価できる2D(イメージング)タイプは分光特性が評価できませんでしたが・・・
2023年1月25日

TVやスマホの画面、最近とっても映像がキレイだと思いませんか!?

TVやスマホ、関連する部材メーカーの製品開発評価・生産検査で使用されている輝度・色度の「モノサシ」の活躍についてご紹介します!
2022年3月18日

補正係数を設定して紫外線強度計の個体差による測定結果のばらつきを抑えよう!

製造業では、製品の品質管理や労働環境の安全性を確保するために、正確なデータ取得が必須です。 紫外線強度計は、紫外線の測定において重要な役割を果たしていますが機器の個体差があり、測定結果にばらつきが生じることがあります。この問題を解決するための補正係数について解説します。
2023年11月29日

輝度測定を精緻化、効率化させる方法とは?

有機ELパネルは、液晶パネルと比較して角度依存性が低い点が特徴であるため、角度依存性に関する精緻な測定データは、その開発や品質管理に重要なものとなります。しかし、正確かつ再現性が高い輝度測定を行うことは非常に困難な場合もあります。このように、正確な測定が必要な作業は、専用の冶具を使用することで効率化・精度向上を図ることができます。
2020年10月27日
「こんな測定・計測したい・・・。こんな制御をしたい・・・。でも、どんな製品・機器を使ったらできるの???」
そんなR&Dやものづくりに関するあらゆるお悩みは、私たちにお任せ下さい。
業界に関する知見や様々な専門知識を持ったプロが解決いたします。