液面が高くなりすぎるとタンクが圧力オーバーで破損する恐れ、また液面が低くなりすぎると液切れによるキャビ引きなどが起こり、プラント全体に損害を与える恐れがあります。 そんな時は、静電容量式レベル計をご使用ください!

高温高圧タンクの中の液面測定、どうやっていますか?

例えばタンク内の温度が200℃を超え、かつタンク内の圧力が3~10MPaにも及ぶ高温高圧タンクの中の液体の液面計測。皆様はどうされていますか?

液面が高くなりすぎるとタンクが圧力オーバーで破損する恐れ、また液面が低くなりすぎると液切れによるキャビ引きなどが起こり、プラント全体に損害を与える恐れがあります。

かといって、そんな過酷な環境の中でセンサーを設置するわけにもいかず、従来はロードセル等で重量管理を行い、重量から手計算で液面の高さを割り出す、といったことも苦肉の策として実施されてきたりしました。

ただ、この方法はリアルタイム計測が難しい上、慣れていないと液面計算が難しく、正確性に欠ける方法だといえます。

では、どうればよいのか?

そんな悩みを解決できる、静電容量式 レベル計があります!!


可動部のない液面計だから高温高圧でも大丈夫!

この静電容量式 レベル計は、粉粒体から液体(絶縁性高粘度液体から導電性液体)まで、幅広いレベル測定が可能です。

静電容量式 レベル計 レベル計 設置図

そして、この静電容量式 レベル計の特徴は次の通りです。

  1. )検出部の設計自由度が高い
  2. )駆動部がなく長寿命
  3. )測定物の性質に応じた電極材質と形状の選定が可能
  4. )高温・高圧から真空条件下での測定が可能
  5. )広い測定レンジ(100mm~10mまで)
  6. )機器組込用小型センサーあり
  7. )ヘッドオン型あり
  8. )耐静電気型あり
  9. )耐雷型あり


もちろん防爆仕様にも対応します。「耐圧防爆型」「本質安全防爆型」など、各種防爆仕様の認定品です。

その他、屋外防滴用、耐酸用、温水用、サニタリー用、あるいは非接触式などでも対応が可能、各種用途や使用環境に応じて特殊品の対応も可能です。

>>製品詳細はこちら!

相談してみる
関連した製品事例

異臭除去!湿式スクラバーを導入した事例をご紹介!

スクラバーとは排ガス洗浄装置のことで、排ガスを中和処理してから大気に放出させるための装置です。ここでは、実際にお客様が湿式スクラバーを導入した事例をご紹介いたします。
2020年10月15日

タンク内の転落ゼロへ「電波レベル計」~事故を未然に防ぎます~

高温、高圧、高所、危険な環境に対応。非開放、非接触で測定可能なレベルセンサをご紹介します。
2021年9月17日

高圧ガス設備の液面計交換、煩雑な手続きは不要です!

設備が長寿命でも、付属する液面計などは劣化・故障し交換が必要な場合があります。交換した場合、高圧ガス保安協会の検査や届け出が常に必要だと思っていませんか?
2022年9月29日

タンクを開放することで生じる異物混入や事故を防止する自己保持型フロート式液面計

タンクを開放せずに交換可能な自己保持型フロート式液面計は、従来の液面計交換に伴う様々な問題(異物混入やガス漏洩等のリスク回避、タンク開放・清掃作業の省略による作業時間の短縮)を解決します。タンク内の異物混入や作業員の安全確保、作業効率の向上にお悩みの方は、ぜひ本製品をご検討ください。
2021年6月3日

薬液タンクの劣化パターンを把握して、転落事故のリスクを減らそう!

ニュースで報道されることも多い「タンクへの転落事故」。このような報道に対して、なぜタンクへ転落してしまうのか?なぜ転落事故が減らないのか?という疑問の声も聞こえます。タンクへの転落事故が減らない理由、それはタンクの劣化に大きな原因があります。
2020年10月19日
「こんな測定・計測したい・・・。こんな制御をしたい・・・。でも、どんな製品・機器を使ったらできるの???」
そんなR&Dやものづくりに関するあらゆるお悩みは、私たちにお任せ下さい。
業界に関する知見や様々な専門知識を持ったプロが解決いたします。