自社の仕様に合うカスタマイズができたらいいなと感じたことはありませんか?

新しく機器購入をする際や更新の際に、希望通りの仕様を満たしている製品が探しても見つからないということはありませんか?

国内製品で自社の仕様を完全に要求を満たそうとすると予算がオーバーしてしまう海外製品はメンテナンスのこともあってなかなか手を出しづらい・・・などなど。お悩みは様々だと思います。

今回は実際に弊社に相談のあった事例を、どのように解決したのかということをご紹介したいと思います。

天秤 悩み

 

標準品では自社の仕様に合いません

あるお客様でレベル計の導入を考えていました。

レベル計とは、タンク内の液体や粉体の残量の高さを数値で測定することが出来る機器です。
「レベルメーター」や「液面計」などと呼ばれることもあります。

今回は使用条件が問題でした。

タンク

・条件1  高さが6mを超えるタンクであること

・条件2  強酸性の薬液管理であること

 

強酸性薬液に対応したレベル計はありますが、6mタンクに対応できるサイズのレベル計は国内に販売されていません。また、海外製品は、国内製品と比較して10倍以上の価格がすることや保証の問題から購入は見送ることにしました。

標準品の加工をご提案

タンクの大きさに対応したレベル計はあったため、問題は強酸に対して耐薬性をもたせるということです。お客様との打ち合わせの結果・・・、PTFEのチューブでレベル計を覆い耐酸性を確保することとなりました。

お客様の不安に思われていた点は、それで本当に使用が出来るのか、という点でした。

既に弊社のお取引先で実績があり、問題なく稼働しているお客様がいらっしゃったことや、費用対効果があえば積極的に導入を検討するお客様だったことから採用していただき、お困りごとを解決が出来ました。また、実際に問題なく使用することが出来ました。

レベル計 図解

 

ちなみに今回は、薬液タンクの入れ替え時期のため、従来使用していたフロート式のレベル計を切り替えることが始まりです。

フロート式は液面位置が自由に設定出来ないことや目視で目盛りを確認する必要があるため、人によって数値にばらつきが出てしまいますが、連続式レベル計に切り替えることでメーター管理をすることが可能で、出力もついているためオンライン化も可能になりました。

標準品をカスマイズするご提案

メーカー標準品に、多少の加工や部材を付加することでお客様の要求を満たすことができるものとなる可能性があります。

当社はメーカー標準品を販売することにとどまらず、カスタマイズのご提案をすることで今回お客様のご要望を満たすことができました。
もちろん機器類の機能・品質に影響を及ぼさない範囲での対応をしています。

 

こんなお悩みは是非、当社にご相談ください!
・メーカー対応が不可である場合にどうしたらいいか困ってしまう
・やりたいことは明確になっているが、対応できるものがない
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