製造業に暗い影を落としている人手不足の問題ですが、何から手を付けていいかわからないという会社様も多いのではないでしょうか。単純・単調な作業の自動化から始めてみてはいかがでしょうか。
製造業の人手不足問題
日本の労働人口減少とともに、とくに地方では募集をかけても人材が集まらず、派遣業者に高額で依頼し操業しているという話も聞こえてきます。
しかし、派遣業者への登録件数自体も減少し人手不足感はますます深刻な状況となる一方であり、今後工場の稼働に支障が出るリスクを感じている方もいるのではないでしょうか。
単純、単調な工程を小規模に自動化
製造業においては装置と装置のあいだの物品搬入・搬出といった単純作業を人が手で行う工程はまだまだ多い状況ですが、まずはここを『小規模に自動化』してみるというのはいかがでしょうか。
人手作業の自動化+約30%の生産性向上が達成出来た事例
とある工場ではプレスから3.8秒/枚でコンベアにより送られ、無造作な状態で箱に送り出されているワークに1名の作業員が付き、人手で洗浄かごに詰め込んでおりました。
当初はスカラロボットを使用した提案を受けておられましたが、オーバースペックだと判断し、よりシンプルかつ低コストな『小規模な自動化』をご提案いたしました。
その結果・・・
- プレス機からのワーク送り出しの要求タクトは3.9秒/枚に対し、旋回チャックユニットにより2.7秒/枚以下を達成
- 1箱の作業にかかっていた時間は1時間26分から1時間1分に短縮
低コストながら人手作業の自動化+約30%の生産性向上を達成
以上のように、ワークの詰込み作業を担当していた人員を別工程にあてることができ、生産性向上と人手不足問題の解消に寄与しました。
相談前
- 作業員の人手不足
- 単純作業に人員を割いている
- 自動化したい部分は限られているが、オーバースペックで高コストの装置の導入を提案されている
相談後
- 単純作業の自動化によって人手不足の解消に寄与
- 作業効率を約30%up!
- スカラロボットよりもシンプル構造で低コストかつ安定性・安全性が高い
『小規模な自動化』に関するご相談、承ります。
製造業における人手不足問題は深刻化しており、特に地方では顕著です。
しかし、人員の補充だけではなく、単純・単調な作業における『小規模な自動化』も生産性の向上や人手不足の解消のための一つの手段になりえます。
今回の事例のように高コストな装置を導入するのではなく、シンプルかつ低コストでお悩みを解決できる場合も多いです。
弊社では製造業における自動化の導入に関する様々なご相談を受け付けております。ぜひお気軽にご相談ください!