ロータリーポンプ イワキ

ポンプのメンテナンス性についてお悩みはございませんか?
今回はポンプの機種を変更し置換えることによりメンテナンス性を向上した事例をご紹介します。
数あるポンプの中でも、ホースポンプをロータリーポンプに変更した事例となります。

目次

  1. ポンプのメンテナンス性でお悩みはありませんか?
  2. ホースポンプのメリットとデメリット
  3. ロータリーポンプに置き換えたらメンテナンスが劇的にラクに!

ポンプのメンテナンス性でお悩みはありませんか?

液体移送には必要不可欠であるポンプですが、そのポンプをメンテナンスする際に

・部品の分解・組立が難しい
・部品の分解・組立手順が煩雑なため、時間はかかるし組立ミスのリスクがある
・接液部の洗浄等、日々のメンテナンスをラクにしたい

そのようなお悩み事をロータリーポンプに置き換えることで、解決しました!

ポンプ メンテナンス

ホースポンプのメリットとデメリット

ホースポンプは、ホースを圧縮・復元することで流体を吸込・吐出するバルブレス構造のため、
高粘度液・スラリー液・固形物混入液など、幅広い流体を取扱うことができます。

但し構造上、ローターやシューがホースをしごきながら運転する為、ホースが消耗し、交換が必要となります。

お客様が行っていた交換の作業は、

  • 電源を切る
  • ポンプフランジ部を取り外す
  • 再度電源を入れ、モータを動かす
  • ホースを排出させ取り出す

取り出すだけでも複雑な作業を伴い、詳細は省略しますがホースを取り付ける際にも複雑な作業が必要となります。
また組立に要する時間もかかり、複雑な作業に伴う組立ミスのリスクもあり、神経を使う作業となっていました。

ホース 消耗 交換作業

そこで今回は、ロータリーポンプに置き換えることにより、メンテナンス性についてのお悩み事を解決しました。

ロータリーポンプに置き換えたらメンテナンスが劇的にラクに!

今回 お客様が導入したロータリーポンプは、サニタリー仕様で日々ポンプの洗浄が必要な食品・化粧品でも使用できるため、各部品の分解・組立が容易にでき、ポンプ内のすみずみまで洗浄することができるようになっています。

ポンプカバーは六角棒スパナ等で簡単に外すことができ、ローターについてもレンチ等で容易に分解でき、接液部は洗浄が容易です。

日々のメンテナンスが必要となる今回の例では、分解・洗浄・組立がホースポンプより圧倒的に簡単で、作業に要する時間が少なくなり、作業が簡単なことで精神的な負担も大幅に軽減されることから現場のかたから高い評価をいただき、ロータリーポンプへ更新して頂けました。

イワキロータリーポンプメンテ作業動画

ロータリーポンプを採用いただくことで、定期的なメカニカルシールの交換は必要となりますが、ホースポンプのような脈動がなく、ダンパー等の設置をしなくても定量で送液でき、粘性液の送液もできるメリットがあります。
但し、ロータリーポンプは軟質固形物を移送することは可能ですが、ホースポンプのように砂利といったような硬質な固形物を送ることはできませんので、移送するものにもよります。

ロータリーポンプ イワキ

それぞれポンプには特徴や機能があり、必ずしもポンプの機種変更が出来る訳ではありませんが、
上述したように、ポンプ機種を見直すことにより、メンテナンス効率の向上が可能となる場合があります。

メンテナンス性でお悩みをお持ちの方は、是非一度弊社にお問い合わせください。

お客様のニーズに合った形で最適なご提案をさせて頂きます。

相談してみる
関連した製品事例

スラリー液の吹付けムラを少なくする!チューブポンプの導入

塗料等の吹き付けムラで不良品が発生したりしてはいませんか?チューブポンプに替えることでスラリー液の吹き付けムラの発生を抑えることができるかもしれません。
2021年8月25日

ポンプ故障の予防保全

マグネット(遠心)ポンプが急に故障し、生産へ影響が出てしまった。 故障の予防保全がしたい。そのようなお困りごとありませんか?
2021年2月12日

ポンプ部品を見直すことでメンテナンスサイクルが10倍に伸びた!

製造工場の様々な箇所で使われている産業用ポンプ。 ポンプ部品の消耗原因を究明し部品を特注対応することで月に1度のメンテナンスが年に1度のメンテナンスに伸びた事例をご紹介します。
2021年8月5日

狭い空間で真空ポンプの現場整備を行った事例

設備の修理や整備が、引き取りでないと困難と言われたことはありませんか?でも、できれば現場でやってほしい・・・そんな要望にお応えした事例をご紹介します。
2022年9月27日

カーボンニュートラルの取組事例:CO2削減とランニングコストの削減を両立するヒートポンプ!

SDGsにもある環境負荷軽減の一つの「カーボンニュートラル」に取り組まれる製造業の方々は多いと思いますが、どこから手を付けていけばよいのか?お悩みの企業も多いかと思います。
2023年5月11日
「こんな測定・計測したい・・・。こんな制御をしたい・・・。でも、どんな製品・機器を使ったらできるの???」
そんなR&Dやものづくりに関するあらゆるお悩みは、私たちにお任せ下さい。
業界に関する知見や様々な専門知識を持ったプロが解決いたします。