過去、繰返し振り回されてきた
「シリコンサイクル」による半導体需要の急増と急減

石英ガラス製品の納期は常に半導体需要の増大による設備投資に振り回されてきました。

過去においては「シリコンサイクル」と呼ばれる半導体の設備投資のサイクルがあり、その都度石英ガラスの需要は大きな増減を繰り返してきました。
繁忙期に合わせ供給量を増やすための設備投資を行いたくても、閑散期の仕事が大きく落ち込むため設備投資も躊躇せざるを得なかったのです。

近年では過去のような急激な需要の増減は少なくなりましたが、コロナ禍における巣ごもりによるPCの需要増、自動車への搭載増、様々な社会インフラのネットワークへの展開等で半導体は旺盛な需要が続いており、それに伴い石英ガラスの需要も増えていますので納期の長期化は継続しているのが現状です。

石英ガラスの加工は「職人技」が必要

石英ガラス製品の供給量がなかなか増えない理由の一つは、加工する工程においては人(職人)による作業が多いところです。火炎加工などの多くは職人による加工が必須で、一通りの加工ができる職人になるまでには5年とも10年ともかかると言われています。

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また、1700 ℃を超える火炎を使っての作業ですので作業環境は高温となり非常に厳しい環境での作業となります。このような環境下においてこの仕事に就く人材を確保しつつ、一人前の加工ができる職人にまで育成していく事は決して容易ではなく時間もかかります。

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職人の育成は石英業界の現在、そして将来へむけての大きな課題ともなっています。



めざましい海外工場のレベルアップ

我々も長納期化の状況に手をこまねいているだけではなく様々な対策をしてきています!

その一つが海外工場の活用です。特に中国、台湾、韓国などの工場は近年レベルアップがめざましいところです。東アジアには多くの先端のデバイス工場がいくつもあり、それらの工場へ供給しているため難易度の高い加工もできるようになってきており日本のデバイスメーカーや装置メーカーへの供給も活発になってきました。

弊社は海外のネットワークも活用して、国内のお客様へ安定した品質安定した供給体制を整えてきています!

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