「FiberShape」は世界で唯一、長径のまばらな材料を測定できるシステムです。リサイクルカーボンファイバーやガラスファイバーなどの細かな繊維の不均一性はその品質に大きな影響を与えます。そのため繊維(ファイバー)の長さや太さの均一性が求められていますが、その測定に多くの時間や労力を費やしている、というお悩みをよく聞きます・・・
繊維測定に関するお悩みあるある
目視での測定作業は時間がかかる・・・!
炭素繊維、ガラス繊維、FRP…これらの複合材料の品質管理や研究開発において、繊維の形状分析は欠かせません。
しかし、顕微鏡や粒度分布計での測定は、時間がかかる、正確な測定が難しい、長径のばらつきに対応できないといった課題があります。
「短時間で簡単に」繊維長を測定できる装置があります!
目視での繊維の長さや太さの測定はとても大変な作業ですが、これを簡単に実現するのが「FiberShape」です。
本製品は炭素繊維やガラス繊維などの長さや太さを自動計測し、形状を計測・解析するシステムです。
「FiberShape」の特徴
- デジタル画像を用いた自動計測
- ワンツークリックで計測結果を取得
- 数分で数千本~数万本のサンプル測定が可能
- 様々な繊維素材の測長(μm~cm)が可能
- 繊維が交差していてもそれぞれの測長が色分けによる分類が可能
- 既存の市販品のスキャナーで使用可能
- デジタル顕微鏡、SEM画像の解析が可能
用途
本製品は繊維の長さや太さに加えて、曲率、透明度、色彩、鮮明度も計測できます。
さらに、得られたデータをもとに長さや太さの平均値やヒストグラムといった各種の統計解析を行うことが可能で、以下のような場面で活用できます。
- リサイクル炭素繊維の加工性評価
- 各種繊維長の頻度分布評価
- ポリアミド繊維の加工工程の管理
- 強化複合材料中の繊維長の最適化
【世界で唯一の技術】長径のまばらな材料を測定できるシステム
「FiberShape」は従来の粒度分布計では不可能であった、長径のまばらな材料を測定できるという点で優れています。
粒度分布計は粒子の大きさを測定する装置であるため、繊維のような長径の材料の測定には適していません。しかし、本製品は画像スキャンを用いて繊維の長さや太さ、曲率などを計測するため、長径がまばらな材料でも測定できるのです。
繊維計測サンプル例
- 炭素繊維
- 麻繊維
- 木材チップ
- ガラス繊維
- アラミド繊維
- ウール
- 亜麻繊維
- コットン
粉体計測サンプル例
- 窒化ホウ素粒子
- 塩粒子
- WC-Co粒子
- 粗い粒子
- コンクリート添加剤
- 小麦粒
- ダイヤモンド
デモ可能です!
以上のように、「FiberShape」を使えば今まで面倒で根気のいる仕事だった細かな繊維の測定作業が、数分で測定することができます。
研究部門の方々の大きな時間の節約になる事はもちろん、品質管理部門の方々にもお使い頂けるシステムとなっています。
繊維や粉体の測定でお困りの方はデモも可能ですので、是非お気軽にお問合せ下さい。