スラリー液の分級にお困りの方、必見！
スラリー液の粒度分布調整、粗大粒子や不良粒子の除去などの管理にお困りではありませんか？
本記事でご紹介する「高精度湿式分級装置」は、従来の乾式では困難だった高機能化学品・電子材料・医薬品原料など、あらゆる高付加価値製品のスラリー中に存在するサブミクロン～シングルミクロンの微粒子の分布を自在にコントロールすることができます。
このようなお悩みに！
1. 微粉カット処理
微粉の混入による不具合の解消に
- 原液から微粉を高精度に除去
- 大粒子の周囲に付着する小粒子の除去
2. 粗粉カット処理
粗粉の混入による不具合解消に
- 原液から粗粉を高精度に除去
- ごく微量の粗粉除去（スカルピング）
3. 微粉・粗粉の両側カット処理
- 微粉・粗粉を2段階の処理で高精度に除去
- スペーサー機能の向上、均一充填による接触性能向上、流路抵抗の減少
4. 分散処理の効率化
- メディアレスミルなど分級機の処理の効率化
- 粒子へのダメージを抑えた分散処理
- 摩耗粒子の除去によりコンタミレスにも寄与
5. 原液から複数製品の分取
- カットポイントを変えながら、原液から微粉を抽出
- 粒径等の異なる複数製品を分取
6. 不純物の除去
- 液体製品に含まれる固形や半固形の不純物を除去
- 飲料、液体医薬等の不良低減、品質向上
7. 濃縮処理
- 粉体のロスを最小限に原液から分散媒（母液）を除去
- スプレードライヤー等の乾燥工程の時短
- 加熱エネルギーの低減
8. フィルターの負荷低減
製品の異物除去フィルターの前段階に設置することで以下のような効果が期待できます。
- フィルターの負荷低減
- フィルター交換頻度の減少
精密分級の秘訣
「高精度湿式分級装置」は、なぜ精密分級ができるのか。
それは・・・新たに開発した特殊設計のローター（特許取得済）によって羽根の外周・内周間の「分級粒子径の一定化」を実現したためです。
分級精度はローターブレード（羽根）周辺に発生する渦に影響されます。
CFDシミュレーションにより流路形状や運転条件を検討し、ローター内の流れを整流することで分級精度が飛躍的に向上しました！
また、本装置は「自動運転」モードがありますので分級条件（周速、流量、液レベル）を自動でコントロール、夜間運転などの無人での分級処理も可能です。
「高精度湿式分級装置」による分級処理事例
事例1：シリカ微粒子(ρ：2200 kg/m3)水分散液の微粒・粗粒カット処理
微粒カット処理により、原料の表面に付着していた微粒子が完全に除去されます。
微粒カット後の粗粒カット処理により、単分散性の高い粒子群が得られます。
結果
目標（1.5μm以下カットと4.5μm以上カット）を達成！
事例2：アクリル系微粒子(1200 kg/m3)-水分散液 粗粒カット処理
ローター周速により粒度分布を自由に制御可能です。
事例3：チタン酸バリウム(6000 kg/m3)-水分散液 粗粒カット処理
粗粒カットにより、粗粒子が除去され、モード径0.6μm程度の分布です。
お気軽にお問い合わせください。
今回はスラリー液の粒度分布調整、粗大粒子や不良粒子の除去などの管理に最適な湿式分級機をご紹介いたしました。
「高精度湿式分級装置」に興味がございましたら、下記お問合せボタンよりご連絡ください。