BCP(事業継続計画)を策定し、生産に必要な原材料については複数調達先を確保しているが、生産に必要な周辺資材までは手が回っていないという先も多いのではないでしょうか。品不足で納期が見えない今、これらにもBCP的な観点が必要かもしれません。
納期遅延による生産への懸念
あるお客様では、生産工程で使用している石英炉心管について従来、在庫している数量が減った時点で当社に見積依頼をいただき、ご購入いただいていました。
この炉心管は一度使用して修理・再生をしたリサイクル品も含まれているため、すでに寿命が近く現場の予想以上に早く破損することがありました。
最近は電子部品などで見積りを依頼しても以前と比較して急に納期が伸びていたり、そもそも納期不明や受注停止になってしまっている物もあり、BCPの観点から生産の原材料についてはすでに複数調達のめどをつけているものの、今回の石英炉心管のように生産に必要な周辺資材で影響が出る物品もあり、大いに懸念しているということでした。
定期購入のご提案
そこで、安定的に調達可能な炉心管材料を確保したうえで、お客様のご希望と加工先の供給能力を勘案した数量での定期的な購入をご提案し、まず試験的に一定期間での定期購入を採用いただきました。
これにより、お客様は炉心管の個別状況に関わらず安定的に確保することができ、炉心管が生産に与える懸念を軽減できるはずだと期待されているとのことです。
また、中小企業である加工先にとっても毎月決まった数量を作成することは今後の経営安定化につながり、お客様・加工先双方にとってメリットのある解決策となりました。
調達でお困りの場合、ご相談ください
昨今、さまざまな物品が納期不明や欠品になっている状況下では、同じメーカーの物品については結局どこに問い合わせても同じ回答かもしれません。
しかし当社では様々なネットワークを有しており、お客様のお困りごとに合わせた優先順位で代替調達案をご提案し貴社の生産安定に貢献させていただきたいと考えております。
調達にお困りの場合、弊社へ一度ご相談ください。