テクスチャーアナライザーCTX

食べ物のおいしさに対する貢献度は味とテクスチャーが最も大きいと言われています。特に固形食品では、食感は味よりも重要な役割を果たしているという研究もあります。
そんな食品の「食感」を数値化し、定量データを蓄積・比較・分析できるようになったらいいな、と思ったことはありませんか?

目次

  1. なぜ「食感の数値化」が重要なのか
  2. テクスチャーアナライザーとは?
  3. 食品以外にも使えるテクスチャーアナライザー
  4. デモ可能です!

なぜ「食感の数値化」が重要なのか

食品のおいしさを決定づける要素の中で、食感は味と並んで最も重要な要素です。

柳本正勝氏の研究よると、特に「固形食品においては食感は味よりも重要な役割を果たしている」ということが示唆されています。

従来の食感評価は、人の感覚に頼った官能試験が主流でした。しかし、官能試験は担当者の経験や体調、個人差に左右されやすく、客観的な評価が難しいという課題があります。

そこで注目されているのが「食感の数値化」です。テクスチャーアナライザーを用いることで、食感を客観的な数値データとして捉えることができます!

食感の数値化には、以下のようなメリットがあります。

  • 定量データの収集:食品開発においてテクスチャー特性をデータ化して蓄積・比較・分析
  • 顧客満足度の向上:一定の品質を維持して商品を提供するための目安を数値で管理
  • 安定した品質管理:個人差、体調のバラつきに依存する人の官能試験から客観的な数値管理に移行したい。
  • 開発効率の向上:官能試験に加え、定量性や客観性をデータで補い製品開発や販促PRに役立てたい。

本記事では、食感の数値化を実現する「テクスチャーアナライザー」について、その機能や活用事例、導入メリットなどを詳しく解説していきます。

※「食べ物のおいしさに対する各感覚特性の貢献度」日本調理科学学会誌35巻1号

テクスチャーアナライザーとは?

食品の食感や化粧品・日用品の物性を数値化できる! 幅広い用途に使用が可能、CTXはブルックフィールド社の テクスチャーアナライザー(万能物性試験機)の最上位機種です!

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テクスチャーアナライザーは、食品等の計測対象物に対して、様々な角度から分析・解析をすることができる計測機器です。

計測対象となる食品を上下左右から力を加えたり、圧縮したり、引っぱる等によって強度を計測し、数値化することによって数値化します。

以下のように、肉の歯ごたえやポテトチップスの「パリッ」とした食感を数値化することも可能です。

牛肉 食感 試験
牛肉
ポテトチップス
テクスチャーアナライザー クッキー
クッキー

最上位機種CTXの特徴

  • 1台で様々なテクスチャー特性(硬さ、凝集性、粘着性、弾力性、粘性等)を数値化
  • 圧縮、引張、荷重・荷重保持、破裂、ブルーム、すり身、TPA等、主要なテストモードを搭載
  • ロードセルは100gから100kgの全8タイプ。用途に合わせてロードセルを交換して使用可能
  • オプション治具が200種類以上と豊富ですので、多種多様なサンプルに対応可能
  • TPA試験では「官能試験と相関があると信頼される値」が測定可能!TPAモードを使うと嚥下困難者用介護食の評価にも活用可能
  • 専用ソフトウェアを使用すれば、より詳細な評価・分析が可能です。グローバル展開する医薬品・医療用具メーカー様にて対応が急務なFDA(米国食品医薬品局)が定める電子記録・電子署名 21 CFR Part11に対応

専用ソフトウェアによる計測条件設定や結果グラフ表示の例

食品の食感や化粧品・日用品の物性を数値化できる! 幅広い用途に使用が可能、CTXはブルックフィールド社の テクスチャーアナライザー(万能物性試験機)の最上位機種です! 専用ソフトウェア食品の食感や化粧品・日用品の物性を数値化できる! 幅広い用途に使用が可能、CTXはブルックフィールド社の テクスチャーアナライザー(万能物性試験機)の最上位機種です! 専用ソフトウェア

食品以外にも使えるテクスチャーアナライザー

化粧品のテクスチャー特性
化粧品
歯磨き粉のチューブ

テクスチャーアナライザーは、食感の数値化・測定評価のために使用することが主な用途ではありますが、材料の良品を見極めることによる歩留まり向上を目的に、食品業界以外でも活躍しています。

実は食感以外にも、下記のようなものに対して使用することができるのです!

  • 化粧品の強度や使用感の評価
  • ブルーム試験
  • 包装材評価
  • フィルム引張強度
  • 突き刺し強度評価
  • 接着剤や潤滑剤の粘着性評価
  • 各種工業製品等の物理的特性評価

デモ可能です!

ものづくりサイエンスナビを運営する入江株式会社では、テクスチャーアナライザーに関する事例やポイントに関する情報を発信するだけでなく、実際の装置のデモ要請に対しても対応しています。

テクスチャーアナライザーCTXは、使い方次第で様々な業種や用途で活用いただけます。 当社は目に見えないものを見える化する、感覚の数値化のプロとして、お客様のご要望に応じて様々な装置のご提案をいたします。

食感の数値化・感覚の数値化に関してお困りの方は、ものづくりサイエンスナビまでお気軽にお問い合わせください!

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