観察 機械 装置

ガラスや金属、セラミックスを加熱する際「何℃で溶解が始まるか?」「結晶や気泡の発生状況はどうなっているか?」など気になることはありませんか?高温観察装置ではこういった現象を「その場で観察」することができ、経過時間と温度を表示させて動画保存も可能です。

目次

  1. 今までの装置で観察できなかった結晶も観察できた理由
  2. 本機は様々な環境下での観察が可能
  3. 「今」見たいを叶える観察装置

今までの装置で観察できなかった結晶も観察できた理由

本高温観察装置では観察に影響を与えるさまざまな装置側の要素を最適に組合せていくことで、

従来の装置では見えにくかった結晶の観察ができるようになりました。

観察条件に合わせた加熱ステージのカスタマイズ、レンズの選定、アナライザ・ポラライザーの組合せ、高精度なCMOSセンサーの使用等、さまざまな条件を組み合わせて最適な観察装置を提供いたします。

実際にガラスメーカーの研究部門より「手持ちの装置では結晶観察ができない」とご相談を頂き、お客様の協力をいただきながらご要望におこたえすることができました。

本機は様々な環境下での観察が可能

・本装置ではランプ加熱によりMAX1800℃まで高速(1秒間に50℃)で昇温

・高温下でのその場観察(In situ測定)

・ガラスの溶解から凝固までの時間観察とこれを動画にて撮影・記録

・昇降速度が速く、1日に数回の観察も実現

断熱材を使用しないためパーティクルが出ず、クリーンな加熱でクリアな観察

・真空ガス置換が可能な密封構造でAC100Vでの使用ができる省エネ構造

     

     

「今」見たいを叶える観察装置

お客様のご希望に沿って装置をカスタマイズし、今まで見えにくかったものを見える(観察できる)ようにします。

ソフト・電気・機械の3つのプロフェッショナルがタッグを組む事で「今見たいを叶える」ことができます。

ガラスに限らず金属の組織変化、セラミックスの焼結の観察等にも実績があります。

デモ機の用意もございますのでお気軽にご相談ください。

相談してみる
関連した製品事例

石英ガラスの加工が難しい4つの理由

石英ガラスは、理化学製品に欠かせない素材です。フラスコやビーカー、るつぼなど、その優れた特性から幅広い製品に採用されています。 しかし、その加工は決して容易ではありません。今回は、石英ガラスの魅力と、その加工が難しい理由について詳しく解説します!
2020年10月15日

ご要望に合わせた「アルミナ・セラミックス加工」が実現できます!

カタログ等に掲載されている標準品では自社の仕様に合わず、困ったことはありませんか? お客様のご要望に合わせて作成したアルミナ・セラミックス加工品の事例をご紹介案内します。
2021年5月7日

くすんでしまった石英ガラスは透明にできます!フッ酸洗浄編

石英ガラスが曇ってしまった・・・熱処理等の実験を行っている方なら経験があるのではないでしょうか。そんな時は、安く・早く・環境にやさしい石英ガラスの洗浄をご検討してみてはいかがでしょうか?
2021年7月6日

ご存じですか?合成石英ガラスとは

一般的に石英ガラスといえば溶融(天然)石英のことを言いますが、もう一つ合成石英ガラスと言う石英ガラスがあります。一般の溶融(天然)石英に比べ合成石英は純度が高く不純物が極端に少なく、光の透過性にも優れている石英ガラスです。
2021年7月8日

石英ガラスを中心とした、ガラスの知識

ガラスは個人の生活においても身近な材料ですが、産業用でも幅広く使用されている材料です。 この記事では、産業用途でよく使用されている石英ガラスを中心に、ガラスの知識をご紹介いたします。
2021年7月6日
「こんな測定・計測したい・・・。こんな制御をしたい・・・。でも、どんな製品・機器を使ったらできるの???」
そんなR&Dやものづくりに関するあらゆるお悩みは、私たちにお任せ下さい。
業界に関する知見や様々な専門知識を持ったプロが解決いたします。