広帯域超短パルス用サーマルセンサー【BLINKシリーズ】は半導体産業に最適な測定器です。フェムト秒までのパルス幅、最大1MHzの繰り返し周波数のパルスレーザーのパワー、エネルギーの正確な測定が可能です。
目次
広帯域 超短パルス用サーマルセンサー【BLINKシリーズ】
Laserpoint社の超短パルスレーザー測定器であるBLINKシリーズは、超短パルスレーザーの測定と特性評価において新世代の広帯域 超短パルス用サーマルセンサーです。
半導体産業で使われる超短パルスレーザー用の性能評価用の測定器として最適な測定器となっております。
BLINKシリーズには、2タイプございます。
タイプ①:BLINK FR(高速応答)
タイプ②:BLINK HS(ハイスピード)
フェムト秒までのパルス幅、最大1MHzの繰り返し周波数のパルスレーザーのパワー、エネルギーの正確な測定が必要なすべての産業、医療、および実験室のアプリケーションでご使用いただけます。
使用用途:パルス単位のレーザー加工制御
【BLINK HSMモード:トリガーアウトした際にデジタルアラームでお知らせ】
・レーザー加工後の品質検査が不要→製造効率の向上
・レーザー加工中の再加工が可能→製造工程全体の納期短縮を実現
使用用途:レーザー加工制御
【BLINK HSMモード:1msの平均パルスエネルギーをリアルタイム表示】
・あらかじめ設定された範囲(最小ー最大)を制御→レーザー加工の最適化
型番:【BLINK FR (高速応答レーザーセンサー) 】
・「従来センサー」の数十倍の動作速度
・電力密度性能:1.5Kw/cm2
・アクティブエリア:16x16mm
・波長範囲:250nm-1100nm, 10.6μm
BLINK FRは、Laserpoint社の独自技術により、90ms(標準)の応答速度を実現しながら、広帯域のスペクトルレンジ、サーモパイル検出器と同等の出力密度、60Wまでの直接高出力動作を維持します。
BLINK FRは、数十msの時間枠で発生するポインティング・スタビリティ、高速ドリフト、パワー・インスタビリティなど、様々なレーザーの性質を測定することが可能です。BLINK FRの測定スペクトル範囲は、紫外、可視、赤外領域(CO2)で発行する様々なレーザー光源から電力を測定することができます。
型番:【BLINK FR (OEMアンプ付き) 】
・「従来センサー」の数十倍の動作速度
・電力密度性能:1.5Kw/cm2
・アクティブエリア:16x16mm
・波長範囲:250nm-1100nm, 10.6μm
BLINK FR(OEMアンプ付き)は、サーモパイルセンサーとは異なり、70ms(標準)までの自然な(追加の電子回路による加速なし)応答時間を実現します。
型番:【BLINK HS (高速応答レーザーセンサー)】
・最大1MHzの繰り返し周波数とfs以下のパルス持続時間を持つ超高速レーザーの測定用に特別に設計されています。
フォトダイオードの高速応答性とサーモパイルの広帯域・高出力動作を両立させた新技術(特許出願中)を採用しています。BLINK HSシリーズには、空冷式と水冷式があります。
型番:【HSM-1000 (BLINK HS専用メーター) 】
ハイスピードメーター(HSM)は、ハイスピードセンサーBlink HSとPCをイーサネットで接続し、レーザーパルス列のデータを取得・表示するとともに、エネルギー、パワー、繰り返し周波数、ピークエネルギーなどのレーザーパラメータの統計処理を行うために開発されたハイスピードメーターです。
HSM-1000は、最大500Msamples/sのサンプリングレートでデータをサンプリングすることができ、最大1MHzの繰り返しで、単一の超短パルスのエネルギーを正確に測定することができます。
フェムト秒パルスまでの超短パルスレーザーに適しています。
HSM-1000は、取得したレーザーパルス列をPC上に表示する「オシロスコープモード」と、各パルスのエネルギー、パワー、繰り返し周波数、ピークパワーなど、取得したレーザーパルス列のさまざまなパラメータの動作をモニターできる「インタイムパラメータ」の2つの異なるモードで動作します。
HSM-1000には、操作性に優れたグラフィック・ユーザー・インターフェース(Blink-HS-GUI)が付属しており、2つのモードを使用し、PC上で簡単にデータを表示することができます。HSMの外部電源は12V、最大電流は2Aです。
Blink HSセンサーとHSMは、センサーに付属の専用マイクロ波ケーブルで接続します。HSMの測定分解能(%、フルスケール)は0.1%、測定精度は±1%で、HSM-1000のフロントパネルには、トリガINおよびトリガOUTのSMAコネクタが用意されており,外部のトリガソースからHSM-1000の測定値をトリガすることも、内部のトリガ信号を供給することも可能です。