味覚センサー 研究開発 

果物や野菜など季節や産地によって味が大きく変化するものや、従来と異なる原料を使用するような時も従来と同じ味が求められますが、その管理は簡単ではありません。

目次

  1. 味の管理は勘と経験がすべて?
  2. 味の見える化、数値管理の需要が高まってきています。
  3. 味覚センサーの導入をきっかけに難しいことにも挑戦!

味の管理は勘と経験がすべて?

ある食品メーカーでは、スーパーなどの企業顧客から要求される味を再現するのに、開発担当者の勘と経験がすべてでした。そのため、要求された味を再現するのに2週間あまりの時間を要していました。

そして開発担当者が退職するとそれまでの勘も経験もすべて失われてしまい、要求される味を再現することは非常に困難な状況になっていました。

味の見える化、数値管理の需要が高まってきています。

そこで、これらの問題を解決するために味を甘味、酸味、苦味、塩味といった要素に分解して数値化することができる味認識装置味覚センサーを導入しました。

感覚に頼っていた部分を機械により数値化することで、企業顧客から要求される漠然としてあいまいな味の要求も目に見えるものとなりメーカー・顧客双方の意見すり合わせも容易になり、従来の開発期間を半減できるほどの効率化が達成できました。

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味覚センサーの導入をきっかけに難しいことにも挑戦!

この食品メーカーでは味覚センサーの導入によって、これまでは「女性が好む味」、「子供が好む味」といった漠然とした味の要求を再現することに難しさを感じておられたのですが、味覚センサーを活用することで短期間の対応ができるようになりました。

また、試作品の味の違いも人の官能評価ではなく数値で見えることにより、一瞬にして数値で確認できるようになり、「さっぱりした味」、「しっかりした味」などといった要求をされる商品づくりも簡単になりました。
さらに様々な食品の「味のトレンド」も分析することで新たな商品提案にもつながっています。

味覚センサー

このように、味を見える化することにより商品開発における効率化、時間の短縮に貢献が可能です。
最近では、購入にあたり国や自治などの補助金を申請され購入いただくケースも増えています。ご購入を検討される際は補助金の活用をおススメします。



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